メモ:What's New In DevTools (Chrome 76)
日本語メモ:What's New In DevTools (Chrome 76) 手元のChromeが76になっていたので、改めて76のアップデート内容を見てみる。
元情報
https://youtu.be/GLUB2yzk0ZQ https://developers.google.com/web/updates/2019/05/devtools
メモ
Autocomplete with CSS values
CSS記入時に、プロパティじゃなくていきなり値を入力しはじめた場合でも、オートコンプリート機能が働きプロパティと値をサジェストしてくれる。
A new UI for network settings
Networkパネルのオプション設定部分のレイアウトが変わり、Network Settingsのボタンで表示非表示を切り替えられるようになった。
WebSocket messages in HAR exports
WebSocketのメッセージもHARファイルとしてエクスポートされるようになった。
HAR import and export buttons
HARのインポートとエクスポートのボタンがよりわかりやすくなった。
Real-time total memory usage
Memoryパネルでリアルタイムなメモリ使用量が表示されるようになった。 直近2秒間のデータを計算して秒単位の使用量が表示される。
Service worker registration port numbers
Service Workersペインのオリジン表示部分でlocalhostのポート番号も表示されるようになった。
Inspect Background Fetch and Background Sync events
ApplicationパネルのBackgroundServicesペインでBackground FetchとBackground Syncイベントのロギングができるようになった。
Puppeteer for Firefox
DevToolsじゃないけど、PuppeteerでFirefoxも動かせる。
(Bonus tip)Accessibility Insights for Web
Accessibility Insights for Webはフォーカス順序を可視化できたりして便利らしい。 chrome.google.com
メモ:June 2019 (version 1.36) / Visual Studio Code Updates
VS Codeのアップデートがあったので、内容を確認してみる。 長いので全部は書ききれなさそう。途中までになる。
元情報
https://code.visualstudio.com/updates/v1_36
メモ
Workbench
Hide individual status bar items
ステータスバーの各項目の表示/非表示を設定できるようになった
Tree indent guides
ファイルエクスプローラー、サーチビュー、デバッグビューのファイル一覧表示にインデントのガイドがつくようになった。ツリー構造が見やすくなっている。
workbench.tree.renderIndentGuides
の設定で、表示・非表示・hoverで表示などを設定できる。
Drag and drop a folder to copy
VS Code外からファイルエクスプローラーにフォルダをドラッグ&ドロップしてコピーできるようになった。以前のように、フォルダを含むワークスペースが開かれる挙動なしに、フォルダの内容をコピーできる。
Copy paste filename incrementor change
VS Codeエクスプローラー上でコピペしたファイルの名前がかぶっていたら、次のような規則でファイル名が変わるようになった。
"hello.txt" -> "hello copy.txt" -> "hello copy 2.txt" -> "hello copy 3.txt"
Disable Alt key focus of the custom menu bar
Altキー押下でカスタムメニューバーにフォーカスが当たるようになっていたけど、window.customMenuBarAltFocus
の設定項目が追加されて、無効にできるようになった。
Minimap search decorations
ファイル内検索のときに、Minimapの部分でも該当箇所がハイライトされるようになった。
Updated warning colors
list.warningForeground
とeditorWarning.foreground
とeditorOverviewRuler.findMatchForeground
の色が改善された。
Online services settings
自動アップデートなどのオンラインで行う機能の無効・有効を次の設定画面で設定できるようになった。
File > Preferences > Online Services Settings (Code > Preferences > Online Services Settings on macOS)
Integrated Terminal
Better default shell selector
Windowsで使うことのできるSelect Default Shellが、macOSやLinuxでも使えるようになった。
Launch terminals with clean environments
terminal.integrated.inheritEnv
をfalseにすると、統合ターミナルでVS Codeの環境設定を使わないようにできるようになった。LinuxとmacOSの統合ターミナルではVS Codeの環境設定を継承していたため、不具合を起こすことがあったが、これが解消される。
falseにすると次のような状態になる。
- Linux: VS Codeの親プロセスを使う
- macOS: 重要な環境変数を取り出して使ってくれるようになる。(将来的にはLinux同様の挙動にしたいけどいまは環境のfetchまわりで問題があり無理らしい)
- Windows: Windowsの場合はなにも起こらない
ちなみにいまはデフォルトではtrueになっている。将来的にはfalseがデフォルトになるかもしれない。
Change to Ctrl+\
LinuxとWindowsのショートカットCtrl+\
がターミナル分割につかわれていたけど、このショートカットはシェルでのSIGQUITに使われるようになった。前のような挙動に戻したいときは、keybindings.json
に次の設定を追加するといい。
{ "key": "ctrl+\\", "command": "workbench.action.terminal.split", "when": "terminalFocus" }
メモ:Building Your Color Palette / Refactoring UI
Refactoring UIという本(?)はUIデザインの注意すべきポイントがとても具体的に書かれていてよさそう。
電子書籍+動画で$80くらいして高いんだけれども、2記事だけ無料で見ることができる。
その2記事のうちの、カラーパレットの作り方の記事を見てみた。
用意する色について
- grayの色は8~10くらいのシェードがいる
- Primary colorは5~10くらいのシェードがいる
- Accent colorは複数必要になることもある
- 新着バッジとかに使う、目を引くための色。青緑とか黄色とかピンク系のもの
- 破壊的な変更を行うときの警告色。赤とか。
- 黄色を警告色として用意するときもある
- 緑をポジティブなサインに使うように用意するときもある
- これらのアクセントカラーでも5~10くらいのシェードが必要だったりする
シェードの作り方
まずはベースの濃さの色を決める。ボタンの背景になるくらいの色をベースにするといい。
そのあと、一番暗い色と、一番明るい色を決める。
一番明るい部分のシェードはアラートの背景色に使われるくらいの色をイメージ選定する。暗めのシェードはそのアラートボックスのなかで見出しに使えるような色を選定するといい。
ここで、ベースの色を500、一番暗いのを900、一番明るいのを100として並べてみて、間の700、300の色を決める。
その後、必要であれば同じような感じで、800、600、400、200の色を決めていく。
その他
実際にこのカラーシステムを使ってデザインし始めてから、シェードを修正したくなるはずなので、修正する。
はじめは数値的に各シェードを決めていくけど、結局は数値じゃなく自分の目を信じて、シェードを修正していく必要がある。
新しいシェードは頻繁に追加しないようにする。
必要だしどんどん追加してもいいじゃん、と思えるくらいであれば、そもそもカラーシステムは用意しないほうがいい。
メモ:What's New In DevTools (Chrome 75)
手元のChromeが75になっていたので、改めて75のアップデート内容を見てみる。
元情報
https://www.youtube.com/watch?v=6zKPwOMFsa4 https://developers.google.com/web/updates/2019/04/devtools
メモ
Meaningful preset values when autocompleting CSS functions
CSSをいじるときに、デフォルトで値が入っているようになった。 記入が少し楽になる。
Clear site data from the Command Menu
いままではApplicationタブを開かないとクリアできなかったけれど、 コマンドメニュー(Ctrl+Shift+P で出てくるあれ)で「Clear site data」ができるようになった。 細かい設定は引き続きApplicationタブでする。
View all IndexedDB databases
iframeとかの(オリジンの異なる)IndexedDBの中身を見られるようになった。
View a resource's uncompressed size on hover
NetworkタブのActivityのSizeのところをhoverするだけで、圧縮無し版のデータ量が表示されるようになった。
Inline breakpoints in the breakpoint pane
ブレークポイントを位置を細かく設定できるようになった。 1行中のどこをブレークポイントにするか選択できる。
IndexedDB and Cache resource counts
ApplicationタブのIndexedDBやChacheペインで、トータルのエントリー数が表示されるようになった。
Setting for disabling the detailed inspect tooltip
Chrome 73でInspectモードのときに適用されているCSSのツールチップが出てくるようになった。
これが邪魔だという人は、Settings > Preferences > Elements > Show Detailed Inspect tooltip
のところで非表示にできる。
Weblio
Weblioのおかげで英語のドキュメントや記事を見るのがはかどるようになった。
最近とても気に入っている。
特徴
単なる英和辞典はMacなどの標準機能にもあるし、Chromeの拡張機能でも便利そうなものがいくつか出ている。
でも下記のポイントを同時に満たしているのはWeblioの他にあまりないんじゃないかなと思う。
- 発音を音声で確認できる
- 英和辞典と英英辞典での検索結果が同時に出る
- 単語帳機能がある
- PCでもスマホでも使え、どちらからでも単語帳登録ができる
使い方
わからない単語があったときに、それをダブルクリックし、コンテキストメニューからGoogle検索してWeblio 英和辞典ページに飛んでいる。
Chromeからだとコンテキストメニューから直接Weblioに飛べる拡張機能がある。
Weblioポップアップ英和辞典 - Chrome ウェブストア
発音や英和・英英辞典での意味を確認し、「単語帳に追加」ボタンを押して単語を登録しておく。
単語帳
Weblioの単語帳機能は細かな調整ができる。
登録した単語の意味や例文が一覧で出てくるが、一覧に出す意味や例文は自分で選べる。 例文で単語を覚える人にはこれがとてもいい。
また、単語帳に登録した英語をクイズ形式で出題してくれる機能もある。
電車の中でこの単語帳をたまに見たりすると、英語力が上がり、記事を読むスピードが少し上がる。
補足
Weblioといえば、昨年ページをAMPにしたという話を聞いた。
1000万以上のWebページを AMPにした話 / making_over_10million_amp_pages - Speaker Deck
細かなユーザビリティの改善に努めている感じがして、いいなと思う。