メモ:June 2019 (version 1.36) / Visual Studio Code Updates

VS Codeのアップデートがあったので、内容を確認してみる。 長いので全部は書ききれなさそう。途中までになる。

元情報

https://code.visualstudio.com/updates/v1_36

メモ

Workbench

Hide individual status bar items

ステータスバーの各項目の表示/非表示を設定できるようになった

Tree indent guides

ファイルエクスプローラー、サーチビュー、デバッグビューのファイル一覧表示にインデントのガイドがつくようになった。ツリー構造が見やすくなっている。
workbench.tree.renderIndentGuides の設定で、表示・非表示・hoverで表示などを設定できる。

Drag and drop a folder to copy

VS Code外からファイルエクスプローラーにフォルダをドラッグ&ドロップしてコピーできるようになった。以前のように、フォルダを含むワークスペースが開かれる挙動なしに、フォルダの内容をコピーできる。

Copy paste filename incrementor change

VS Codeエクスプローラー上でコピペしたファイルの名前がかぶっていたら、次のような規則でファイル名が変わるようになった。
"hello.txt" -> "hello copy.txt" -> "hello copy 2.txt" -> "hello copy 3.txt"

Disable Alt key focus of the custom menu bar

Altキー押下でカスタムメニューバーにフォーカスが当たるようになっていたけど、window.customMenuBarAltFocusの設定項目が追加されて、無効にできるようになった。

Minimap search decorations

ファイル内検索のときに、Minimapの部分でも該当箇所がハイライトされるようになった。

Updated warning colors

list.warningForegroundeditorWarning.foregroundeditorOverviewRuler.findMatchForegroundの色が改善された。

Online services settings

自動アップデートなどのオンラインで行う機能の無効・有効を次の設定画面で設定できるようになった。
File > Preferences > Online Services Settings (Code > Preferences > Online Services Settings on macOS)

Integrated Terminal

Better default shell selector

Windowsで使うことのできるSelect Default Shellが、macOSLinuxでも使えるようになった。

Launch terminals with clean environments

terminal.integrated.inheritEnvをfalseにすると、統合ターミナルでVS Codeの環境設定を使わないようにできるようになった。LinuxmacOSの統合ターミナルではVS Codeの環境設定を継承していたため、不具合を起こすことがあったが、これが解消される。

falseにすると次のような状態になる。
- Linux: VS Codeの親プロセスを使う
- macOS: 重要な環境変数を取り出して使ってくれるようになる。(将来的にはLinux同様の挙動にしたいけどいまは環境のfetchまわりで問題があり無理らしい)
- Windows: Windowsの場合はなにも起こらない
ちなみにいまはデフォルトではtrueになっている。将来的にはfalseがデフォルトになるかもしれない。

Change to Ctrl+\

LinuxWindowsのショートカットCtrl+\がターミナル分割につかわれていたけど、このショートカットはシェルでのSIGQUITに使われるようになった。前のような挙動に戻したいときは、keybindings.jsonに次の設定を追加するといい。

{
    "key": "ctrl+\\", "command": "workbench.action.terminal.split", "when": "terminalFocus"
}